絵本創作

「くじらのカレー」創作記録②

さて、前回の続きである。今回は、この話ができた背景と内容について書いてみよう。まずは、お話の最後に登場する女の子かんなちゃんについてだ。かんなちゃんは、実在する幼稚園児の女の子だ。しかし、「くじらのカレー」が刊行されてからも実際には会ったこ...
詩画

数年前はまっていた詩画等を紹介するシリーズ⑥

毎年、クラスの子ども達へ送る年賀状は、干支の絵を描いて、それを印刷して送ることにしている。教員になってから27年、自分のクラスの子ども達には、暑中見舞いと年賀状のハガキを送るのは欠かしたことがない。(はずだ。)年賀状を自分で干支の絵を描いて...
絵本創作

「くじらのカレー」創作記録①

久々の絵本創作記録。今回は、「くじらのカレー」(いといふみひこ・2022年9月30日ニコモ)について書いてみようと思う。本書は、ぼくにとって初めての試みがたくさんある。まずは、何といってもオールコラージュなのだ。簡単に言うと貼り絵だ。ごく普...
絵本読み聞かせ

読み聞かせ絵本紹介⑱

「富士山に のぼる」石川直樹[増補版](アリス館2020年)  ―あたりには、虫も動物も、なにもない。だれもいない。足音と、じぶんの呼吸の音ーきこえてくるのはそれだけだ。  筆者である石川直樹の息づかいとアイゼンが雪をとらえる音が写真を通し...
絵本読み聞かせ

読み聞かせ絵本紹介⑰

「ぼくはなきました」(くすのきしげのり・さく 石井聖岳・え 2019年3月31日東洋館出版)は、“学校がもっとすきになるシリーズ④”である。作者のくすのきしげのりさんは、元小学校の教員で、現在は児童文学作家としてご活躍である。元小学校の教員...
詩画

数年前はまっていた詩画等を紹介するシリーズ⑤

和紙にアクリル絵の具をなんとなくギターの形に何層にも無造作に塗りたくり、その後にニスを塗ってみたらテカテカパリパリになった。結構いい感じだったので、額に入れて今も自分の部屋に飾っている1枚。そして、その額の下に飾っている2つは、小さな小さな色つきキャンバスにこれまたアクリル絵の具で2種類のお魚さん。当時、何も考えず自由に遊んでいたなあ。
詩画

数年前はまっていた詩画等を紹介するシリーズ④

今回は、小さなキャンバスに描いた4つの絵。玄関に飾っています。
絵本読み聞かせ

読み聞かせ絵本紹介⑯

今回の絵本は、以前にも紹介した“闇は光の母シリーズ”からの1冊。「クヌギがいる」(作:今村光彦 絵:城芽ハヤト 2021年2日岩崎書店)今村光彦さんは、滋賀県出身の写真家。長きに渡り世界各地の様々な自然と人をテーマに活動されてきた。その体験...
書評

「南アルプス山岳救助隊K-9 それぞれの山」樋口明雄 徳間文庫 書評

本書は、樋口明雄の大人気シリーズ「南アルプス山岳救助隊K-9」の11冊目となる。国内2位の高峰である北岳を舞台とした山岳救助犬とそのハンドラー達の活躍が描かれている。このシリーズを愛読されている方にとっては、もはや実在する救助隊、救助犬のよ...
詩画

数年前はまっていた詩画等を紹介するシリーズ③

今回の2枚はわりと大きめの作品で模造紙と同サイズの紺色のラシャ紙に描いたもの。当時は、いろいろな画材を試すのが面白くて仕方がなかった。全く自由に大胆に描くことがストレス発散に役立っていたのかもしれないなあ。 1枚目は、何だか知らないけど月が...