2024年秋～冬イベント　番外編

12月13日（金）第5回夢プレゼンパーティーin京田辺

　「夢は形になる前にまず言葉になる」をコンセプトとして開かれる夢プレゼンパーティー。毎回3人のプレゼンターが参加者の前で自分の夢を語るのだ。ただし、既に決まっている計画や予定を話すのはNG、更に聴く側は黙って聞かないという決まり。いや、黙って聞くの間違いではない？いやいや間違いではないのだ。ヤジというわけではないが、（いやヤジでもいいかも）どんどん突っ込みを入れたり、質問を入れたりしながら互いのやりとりを楽しみながらプレゼンが進んでいくというわけだ。

　いろいろタイミングが合わないなど諸事情が重なり、5回目にしてようやくプレゼンターになった。今回のプレゼンターはおっさん3人。50代2人、30代1人というわけで、僕は年齢的には真ん中。ちなみにこの界隈の集まりの中ではみんなニックネームがつけられており、ぼくは“ニコル”と呼ばれている。（初めて明かした・理由は割愛）

　ようやく本題。僕がどんな夢を語ったのか。プレゼンターに決まってからいろいろ考えた。今までのプレゼンを聴いていて思うのは、みんなとても上手で面白いし、何かしらインパクトのあるワードを使っているのだ。そして、何よりも一本筋が通っている。ぼくの“夢”って何だ？思いつくのは、あれがしたいこれがしたい、あれが欲しいこれが欲しい・・・でも、これって“夢”なのか？と言われると・・・この2，3ヶ月、自分に問いかけた。自分がとても小さく感じたりもした。笑われてもいい、何か壮大な夢を語れないかと考えた末に出てきたワードが『地球温暖化』だ。はっ？何言ってるの？どういうこと？一言ではもちろん語れない。文字化したところで・・・という感はあるが、ハショッテハショッテハショッテ言うならば、自分が今、力を注いでいる“絵本”関係の活動（自分自身の創作・様々なイベントを通しての多くの方々との関わり）を通して、人々の心を温かくできないか？ということなのだ。今、日本の世の中に目を向けると、耳にしたくないようなニュースがあふれている、いや、世界に目を向けてみるとどうだろう。今なお紛争戦争、飢餓、格差、環境破壊、気候変動・・・あまりにも寒い風が吹いているように感じるではないか。そこに少しでも人々の心が温かくなるような風を吹き込むことができたなら・・・。何を青くさいことをと笑われるかもしれないが、それが“夢プレゼンパーティー”ではないのか！と自分を無理矢理納得させてプレゼンしたというわけだ。プレゼンの最後には、この日のために作った1曲「WarmWind」をギターで弾き語りをさせてもらった。そして、このパーティーのきまりとして、プレゼン後には参加者がプレゼンターにコメントを書いて渡す。差し支えがなければ連絡先も。そして、荒唐無稽と思われた“夢”が実現への一歩を踏み出すのだ。更に、誰のプレゼンがいちばんよかったかを投票し、優勝者が決まり、優勝者は特典として次回のパーティーが無料参加できると言う仕組みだ。密かに優勝は狙っていた！が、残念ながら優勝ならず。でも、僕以外のお2人のプレゼンは素晴らしかったし、それはそれで納得。楽しく有意義な機会を頂けたことに感謝なのです。「WarmWind」の歌詞と参加者から頂いたコメントをご紹介したいと思う。

Warm Wind
 作詞作曲　糸井文彦　2024．12．13 

久しぶりに空を見上げたら　街の灯りに汚された四角い空
ぼくの声は喧騒にかき消された　きみのもとにぼくの声は届くだろうか
 凍り付きそうな冷え切った　ニュースが今日も容赦なく吹きすさび
凍えそうなぼくらの心は　あたたかな風を今日も欲しがってる

ぼくらにできることは　とてもちっぽけかもしれないけれど
今、ぼくは大きな夢を言葉にして語ろう
この地球が暖かな風に包まれるまで　ぼくは歩いて行く
  
きみが次のページを開けば　そこには初めて出会う新しい世界
きみがぼくを呼ぶ声が聞こえたら　両手いっぱいの暖かな風を運ぶよ
 まぶしいくらいのまっすぐな瞳が　見つめるまっさらな青い空のその向こう
光満ち溢れる暖かな　地球が作れるとぼくは今日も信じてる
 
ぼくらにできることは　とてもちっぽけかもしれないけれど
今、ぼくは大きな夢を言葉にして語ろう
この地球が暖かな風に包まれるまで　ぼくは歩いて行く