読み聞かせ絵本紹介⑭

絵本読み聞かせ

 いったい何が起こっているのだ?と思わされるほどシュールなシチュエーションの絵本。「おいなりさん」(文:もとしたいづみ 絵:中川学 2022年4月アリス館)は、頭がいなり寿司の書道の先生が主人公という設定。まず、この設定が不思議でたまらない。ちょっとアンパンマンが頭によぎる。それはさておき、読み進めていくとユーモアがあるだけでなく、ある世代以上の人にとってはどこか懐かしさを感じる昭和の雰囲気。作家さんたちが昭和の暮らしについて徹底的に取材を重ねられたそう。納得。子ども達には、そんなことはわからなくてもオッケー。それぞれの世代がそれぞれの感覚で自由に楽しめばいいと思いますよ。

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