読み聞かせ絵本紹介⑦

絵本読み聞かせ

 1998年に刊行されてから今なお大人気の「おれたち、ともだち」シリーズ。(偕成社)内田麟太郎と降矢奈々のコンビによるキツネとオオカミの友情を描いた絵本。ちょっとわがままだったり、素直になれなかったり、意地を張ったり・・・。もう二度と遊ぶもんかとか、絶交だとか・・・。でも、本当はお互いに大好きなことが伝わってくる。読み聞かせを聞く子ども達は、きっと自分の体験と重ね合わせて考えることだろう。キツネとオオカミがそれぞれ何とも憎めないキャラクターで親近感が湧いてくる。それぞれのシリーズを読むとなおさらだ。そして、降矢奈々の絵が素晴らしい。個人的に好きなのは、「ありがとう、ともだち」の終盤、夕日に燃える雄大な海のシーン。是非、ご覧あれ!今回は、このシリーズからの2冊。

 「ごめんね、ともだち」(偕成社2001年3月)「ありがとう、ともだち」(偕成社2003年6月)

 

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