「はいチーズ」(作・長谷川義史・2013年5月絵本館)は、「よしふみくん5さい・・・・ちょっとあほ。」の書き出しからも想像できるように、長谷川ワールドが広がる1冊。もちろん子どもにも受けるのだが、昭和時代に生まれ育ってきた親世代の方が本来の面白さがつたわるだろう。読み聞かせの際は、これまた関西弁で!何回読んでも文句なしに笑える!
「しらすどん」(作・絵・最勝寺朋子・2021年7月16日岩崎書店)は、何ともインパクトのある表紙。面陳されているのを何度も見かけて気になっていたものをついに手に取った1冊。最勝寺朋子さんの初の絵本らしい。様々なサイトでの紹介は“命を感じる”ことができる絵本とある。確かにそうだ。確かにそうなのだが、なんとも不思議な読後感。ちょっと怖いかも・・・。ネタバレはしません。どうぞご自分で確認を。
「よかったねネッドくん」(作・絵・レミー・シャーリップ・訳やぎたよしこ1997年11月偕成社)は、もう古典と言っても過言ではない1冊。私自身、数えきれない回数の読み聞かせをしてきた。もともとは、故おおいしすすむ先生(京都女子大学附属小学校)が読み聞かせをされているのを見せてもらったことが始まり。聞き手参加型の読み聞かせをいつも行っています。聞き手を巻き込んで、どんどんテンポよく読むのがおすすめ!今回はこの3冊。