2021年度教師生活26年目は、12年ぶりの1年生担任。月並みな言葉で言うと期待と不安ということになるだろうか。いや、どちらかというと不安の方が多かった。いやいや、不安というのも少し違う。まあ、なんとなくそわそわするのだ。3月後半に1年間ともにした子ども達を送り出し、年度末の残務整理をする。勿論事務的なこともたくさんあるし、積年の荷物を片付けて教室を明け渡す作業がある。これがまあ、毎年なかなか大変なものなのだ。新しい教室へ向けて荷物を運ぶために何往復しなければならないことか。そうこうしているうちに4月1日の新年度を迎えると入学式に向けての準備が始まるのだ。もちろん、この準備は体を動かしさえすれば片付いていくものはある。しかし、何度も何度も頭の中で練り直し整理し、必要なことはPC作業で落とし込んでいく作業はなかなか完成形が見えないものだ。どれだけやっても遅々として進んでいないような錯覚に陥るのだ。
そして、ようやく始まった1年生担任としての学校生活。担任としてやりたいこと、子ども達に体験させたいことがある。しかし、いわゆるコロナ禍。「手を洗いましょう。」「消毒はしましたか?」「しゃべらずに静かに食べましょう。」「残念ながら、○○の行事は延期です。・・・・今年はできないことになりました。」「今から下校になりました。」「明日から休校で、オンライン授業になります。」
そんな中、生み出されたクラスの歌「まっさらな空」みんなで歌うことができたのはほんの数回。でも、子ども達はよく覚えて、口ずさんでいる子ども達がたくさんいた。そして、思ったのだ。歌だけでなく、何か形に残したい。歌詞を絵本にしてみよう。そして、楽譜も載せて、、、CDをつけよう、、、などの考えが浮かび、実現方法を考えていく中で、CDよりのQRコードをつける方法があるのではと考えたのだ。そして、ハードルが高いと思っていたYouTubeへ動画をアップ。人に聞かせるレベルではないかもしれないが、喜ぶ子ども達の顔を思い浮かべながら・・・。興味をもって頂けたら、是非、絵本を手に取ってもらいたい。