夏の美術館探訪記④

鑑賞

2024イタリアボローニャ国際絵本原画展in西宮大谷記念美術館

 今日から始まった原画展。今年も楽しみにしていた。開館時刻の10時過ぎに到着したが、既に駐車場はほぼ満車に近い。何とか停めることができていよいよ入館。既に多くの来館者。自分もそのひとりなのだが、これだけたくさんの人が興味をもっているのだなあと改めて感心させられる。

 鑑賞し始めると、世界中のイラストレーター、画家の作品が一人につき4,5枚ずつ展示されている。既に絵本になっているものもあれば、まだ原画だけのものも数多くある。今回、特に気になったのは、画材、画法なのだが、気のせいか、インクを使っている物がとても多いのだ。それから、色鉛筆やオイルパステル、アクリル、ペン、コラージュなどの混合技法がかなり多い。合っているのかわからないが、とても自由な感じがする。そして、4,5枚の原画で表現しているからなのか、発想が本当に自由だ。極めてシュールなものもあるし、正直わからないものも多い。

 個人的には、今、コラージュで新たな絵本を作り始めているので、コラージュ作品がとても気になる。こんな方法があるのか、こんな自由でいいのか、あっ、これやってみたい!いつもそうだ。原画展を鑑賞すると、もっとじっくり見たいという気持ちと相反して早く帰ってやってみたい、試してみたい!という創作意欲がわき出てくるのだ。

 そして、最後、ショップに寄って、本当に困った。欲しい絵本が多すぎるのだ。日本語の絵本で知っている物ももちろんあるのだが、知らない絵本がたくさんありすぎる。所有欲を掻き立てられる。さらに、外国の絵本で、日本語に訳されていない原語そのものの絵本たち。最近、絵本や図録など、ちょっと買いすぎ?!という気持ちが若干よぎり、更にはこの後、もう一館行く予定だ。ということで、この1冊を購入。いずれにしても、やっぱり刺激的な原画展だったことは間違いない。今日も脳みそがうごめいている。

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